






木と漆 万緑 作 木地人形 ねむ ホウ
福井県で挽物(ひきもの)工芸を制作する山口唯奈さんが作る木地人形です。
白漆や生漆で木目を生かした拭き漆という技法で仕上げ、色漆で顔が描かれています。
人形の胴体部は空洞になっていて小豆を入れて、手にした方が振ってみると、シャカシャカと音が鳴り、樹種によって異なる音色や質感を感じていただけます。
また、押すとゆらゆらと体を揺らします。
音や揺れで、もの言わぬ物たちの声や動きが表現されています。
子育て中の日々の中、用途を超えて、『存在そのものに価値があるものを作ってみたい』と希って作られた木地人形には、「ねむ」と名付けられました。
サイズ:約 7cm × 7cm 高さ約 5.5cm