片田 学 作 だえん玉縁ボウル くるみ
素朴で美しいもの。
何気ないようであっても、豊かに複雑で、滋味深い。
使う人の手と心に、穏やかに触れるものを願って作られた木の器。
山梨の自然豊かな土地に暮らし、一点物の刳りものの木の器などの制作をしている片田学さん。
縁あって手元に巡ってきた、ひとつひとつの木と向き合い、周囲の山々や季節の移ろいににも想いをよせて暮らす心と、もの作りの手を、ともに澄ませて生まれた木の器です。
心地よい厚みの木の器は、食卓にも映え、インテリアとしても暮らしの風景に馴染んでゆきます。
えごま油と蜜蝋をミックスした仕上げを施して、使うほどに彫あとは味わいを増し、深まってゆく自然な木の風合いをお楽しみください。
サイズ:長径約25㎝ 短径約22.7㎝ 高さ約8.5㎝
樹種:胡桃
仕上げ:えごま油、蜜蝋
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〈お取り扱いの方法〉
木の風合いを活かすため、えごま油と蜜蝋で仕上げています。
日々のご使用が一番のお手入れになります。
使い初めは、食べ物の油分などが染みに感じますが、くり返し使うことで馴染み、全体が深い色に変化していきます。
・普段のご使用後は、柔らかいスポンジなどを使い、水またはぬるま湯で洗ってください。
洗剤は使用可能ですが、油分の多い物を盛りつけたときだけで十分です。
カビや変色の原因となるので、水分を拭きとるか、よく乾かしてからしまってください。
〈注意点について〉
・食器乾燥機や電子レンジは使用しないでください。
・直射日光にあてたり、暖房や冷風による過度な乾燥、加熱、湿潤は木の割れ、反り、変形の原因となりますのでお気をつけください。
・水分+鉄製のものに反応して黒く変色することがあります。
・しまう際には反りを防止するために、立ててしまう、または伏せてしまうのがおすすめです。
反りがでた場合は、伏せて置いて様子をみてください。
〈ご家庭での再塗装について〉
オイル仕上げのものは、ご使用により表面がカサカサと乾燥してきたり、染みが気になる際などは、再塗装してみてください。
ご家庭の油の中では、食用のえごま油、あまに油、クルミ油などの乾油性のものがおすすめです。
キッチンペーパーなどを使い、油を表面に薄く塗りのばしてください。
5分ほど置いて木が油分を吸い込んだら、新たなキッチンペーパーで拭きとってください。
人の肌と同じように、乾燥などの際にはお手入れをしていただくことで、
時を経た風合いが増してゆきます。
皆様のお手元で、末長くお使いいただけることを願っております。
ー 片田 学
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